0279-24-1234

〒377-0005 群馬県渋川市有馬237-1

外来・入院
北毛病院

TEL0279-24-1234

〒377-0005 群馬県渋川市有馬237-1

精神科

当院の精神神経科ではベテランの精神保健指定医を中心に患者様のこころの健康を支えるべく看護師、精神保健福祉士が質の高い医療を実践できるよう日々努力をしております。

統合失調症、うつ病や神経症、認知症などでお困りの方がその人らしい人生を歩めるよう社会復帰へのサポートや、障害があっても「仕事がしたい」「仕事に復帰したい」といったご希望に添えるような支援体制も整えております。また、精神科デイケアも同時に行っており、個別のプログラムを用意しながら利用をされる人の個の力を発揮できるようにしております。

精神科を初めて受診される方へ

現在、原則として新規の外来受診はお受けしておりません。ご希望の方は一度お電話でお問い合わせください。

TEL:0279-24-1234(受付時間 午前8:30-午後5:00)

診療体制 ※専門外来は各診療毎の予定表をご確認ください。

 
午前(8:30-12:00) - 八代 - 鈴木 八代
鈴木
-
午後(13:00-17:00) - 八代 鈴木(第1/3/5) - 八代 -

精神科は常勤医師不在のため、原則初診の方の受付は行いません。

けいれん外来専門外来

診療体制 ※【専門外来】予約診療となっております。

 
午前(8:30-12:00) - - - - - -
午後(13:00-17:00) - - 【けいれん】
柄沢
(第1)
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北毛病院精神神経科の紹介

歴史

当院は1951年に診療所としてスタートしていますが、その11年後、桂アグリ医師が着任して精神科外来が開かれました。精神病院全盛の時代で、精神科診療所は県内でも四ヶ所しかありませんでした。

1965年という早期に家族会、デイケアは始まり、県内では大学病院に次いで二番目と革新的な速さでした。当時の精神病院は、入院したらなかなか退院できない状況で、桂医師は患者の「自宅」を病室に見立てて往診と訪問看護に力を注ぎました。当時では例をみない貴重な地域医療の実践です。

特筆するべきは、家族会が中心に活躍した外来通院費(公費負担)の無料化運動です。渋川広域圏八市町村のうち六市町村が無料化を実施しました。しかし、精神科の診療報酬は少なく、内科の診療報酬のバックアップが必要でした。

この頃、欧米の先進地区では、精神病院解体、脱施設化が叫ばれました。収容主義の精神病院は着々と、地域精神医療にその任を委ねてゆくというのです。わが国は反対に、精神病院を増やす政策が取られていました。厚生省は医療法施行規則に特例措置を設け、精神病院の医師数は一般病院のほぼ三分の一、看護員数はほぼ三分の二で良いとしました。これは精神病院ブームに拍車をかけました。

北毛病院精神科は、精神病院の道を選択しませんでした。訪問看護、デイケア、往診、家族会を主体とした地域医療で患者を支え、長期入院ではなく早期の社会復帰を目標にしました。この精神は現在でも脈々として受け継がれています。鍵や閉鎖病棟を使わない医療は、マンパワーと患者に対しての医学的に深い理解が必要です。患者と対等に向き合ってこそ患者も本音を語るのです。

医療活動

地域医療には高度な医療技術が求められます。
外来には多種多様な患者さんが来院されます。精神科病院とは違って患者さんは気軽に来院されます。また、デイケアを含めて1日40人前後の患者さんの診察があります。

障害を克服し、自分の夢や希望を勝ち取ってゆくという「リカバリー」の概念のもと、デイケアのスケジュールは本人に必要なものを取り入れます。役者の練習・小説の勉強・料理の勉強など個別的で、全員が同じメニューとなることはありません。

病院にせよ、デイケア・作業所にせよ、未だに単調なスケジュールをマスプロで行い、それで良しとしているところがあります。あるいはメニューだけを増やし、それを職員が押し付けて職員が自己満足している、という奇妙な風景があります。これらは精神病院時代と中身は同じです。当事者の本来の希望は理解されていません。

職員が他職種で訪問する時代になります。リカバリーに届かない重症者を家庭訪問しています。リカバリーに届かなくても、少しずつ生活が向上するのが目的です。食事面・衛生面では大切な問題点です。

障害者雇用を利用している患者さんには、その人に応じて職場訪問を行います。厚労省は就職後の数か月間を援助しますが、北毛病院の訪問に終わりはありません。

「NPO法人 ドリーム北毛の会」は北毛病院患者の会です。ピアサポート・電話相談・講演会・レクリエーションなどを行っています。